大腸CT検査

大腸CT検査とは

CTを用いた最新の大腸の精密検査方法です。
 肛門に細いチューブを挿入して二酸化炭素ガスを大腸に注入し、大腸を拡張させた状態で、仰向けと腹ばいでCT撮影を行います。 その後、撮影データを解析し、3D像を作成するため、内視鏡を挿入せずに内視鏡検査に類似した大腸画像が得られます。
 以前大腸内視鏡検査を受け、とても苦しい経験をされた方や大量の腸管洗浄薬を飲むのが苦痛だった方にはお勧めです。

 

 

大腸CT検査の長所・短所

◇ 長 所
 
        1. 検査時間が短く、苦痛が少ない
        2. 大腸の癒着などで内視鏡挿入が困難な場合でも検査が行える
        3. 大腸穿孔や出血などの合併症が起こることはほとんど無い
        4. 他の臓器の情報も分かる

◇ 短 所
        1. 平坦な病変や5mm以下の小さなポリープなどの病変の検出が、やや難しい
        2. 病変を見つけても組織検査ができない
   

 

 

大腸CT検査の流れ

 

 

大腸CT検査ができない方

造影剤を内服して検査を行うため、ヨードアレルギーの方は検査できません。
CT撮影による医療被曝があるため、妊娠中の方は検査できません。

 

 

Q & A

Q. 保険で受けることができますか?

A. 他の検査(便潜血検査など)で陽性となって精密検査が必要な場合のみ保険適応となります。



Q. 費用はどのくらいですか?

A. 保険診療で行う場合、1割負担で2500円程度、3割負担で7500円程度です。
  また検診目的で行う場合、検査食や下剤代も含めて30000円です。



Q. 結果はいつ分かりますか?

A. 二週間程度で結果は分かります。

 

 

検査を希望される場合

検査食や下剤をお渡しし、検査の説明・予約をしますので一度ご来院下さい。
保険証・お薬手帳をご持参ください。また健診などで要精査となった方は、検査結果をお持ち下さい。